音楽文化

〜ドリームド・ポップ〜 音楽<再評価>の昨今 竹内まりや「Plastic Love」によせて

今起きている「再評価」は、かつてより脱文脈的になってきている。ある特定のジャンルについての見識、歴史的見取り図を蓄積していくことがのプレイヤーになるためのメンバーシップだったのに対して、今ではそういった蓄積を介することなく、の出会い(Spotif…

<ニュー・エイジ>復権とは一体なんなのか 2

本稿は、昨今巻き起こっている<ニュー・エイジ>復権についての論考第二弾である。前回の記事では、ミシェル・ウエルベックによる長編小説『素粒子』のエピローグにおける著述を参照しながら、現代の状況に呼応する(と思われる)その現象面と社会に内在しいる…

<ニューエイジ>復権とは一体なんなのか

ミシェル・ウエルベックの出世作となった長編小説『素粒子』のエピローグ。20世紀から21世紀へとミレニアムが移行する只中、20世紀の量子力学によって切り開かれた成果をもって分子生物学を不可逆的に発展せしめた主人公(の一人)ミシェル・ジェルジンスキの…